ネオキャリアグループのワイルドカードは7月14日、スタートアップ企業を中心に支援するソーシャルリクルーティングサービス「Ambitious(アンビシャス)」のベータ版を公開した。創業5年以内であれば、求人情報の掲載から応募受付、採用までをすべて無料で利用できる。
登録には審査があり、創業から5年が経っている企業は有料(月額1万円)となる。また創業5年以内に登録した場合でも、5年が経過した後は同じく有料となる。オープン時点で約50社の求人情報が掲載されており、応募者はFacebookアカウントを利用して求人にエントリーできる。
ワイルドカードによれば、スタートアップ企業が求人募集をした場合、各種条件からマッチングをするだけでは「福利厚生が充実している」などの待遇による差別化が難しく、企業の魅力が伝わりづらくなっているという。ここにソーシャルネットワークを活用することで、同企業で働く友人の情報などの待遇条件以外の“人のつながりにフォーカスした価値提供”が可能となり、スタートアップ企業の魅力を引き出すことができるようになると考えたという。
サービス名のAmbitiousは“大志”を意味する。ワイルドカードでは、「スタートアップ企業とそこで働きたい人同士の志、お互いの想いや価値観、それぞれの未来が重なることにフォーカスしたサービスを創る」という思いを込めたとしている。
類似サービスには「Wantedly(ウォンテッドリー)」などがあるが、「Ambitiousはスペックが高いだけの人ではなく、企業の“ビジョン”に共感してもらえる人を顧客と捉える」(担当者)という点に違いがある。今後Facebookとの連携機能を強化するなどし、他サービスとの差別化を図っていく考えだ。
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