Googleはひどく評判の悪い洋上ショールームによって、人気の高いAppleの小売店からスポットライトを奪うことを期待したのかもしれないが、Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は「Google Barge」(Googleのはしけ)を脅威に感じてこなかった可能性が高い。
Googleが少なくとも東海岸でGoogle Barge事業から撤退することを決めた今、その可能性はさらに高まった。The Portland Press Heraldの米国時間7月31日の報道によると、Googleはポートランドに浮かべていた未完成のGoogle Bargeを既に売却しており、そのGoogle Bargeは解体される予定だという(8月1日、Googleは米CNETに対し、ポートランドのGoogle Bargeを売却済みであることを認めた)。
2013年、サンフランシスコ湾とコネチカット州ニューロンドンの巨大な格納庫内で秘密裏に建造された2隻の大きなGoogle Bargeは、プレイスペースとデモンストレーションスペースの役割を担うはずだった。VIP、そして将来的には一般の人々もそこを訪れて、「Google X」の最新のプロジェクトを体験できることになっていた。Google Xは「Google Glass」や自動運転車といった、壮大なアイデアのプロジェクトに取り組む研究部門だ。しかし、Google Bargeプロジェクトはまだ乾ドックにとどまっている。メイン州のはしけも、今はカリフォルニア州ストックトンで保管されているはしけも、まだ開業していない。
つまり、デスティネーションリテール(目的地となる小売店)体験を運営するというGoogleの夢は、今も夢のままである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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