Appleが、ポッドキャストアプリを手掛けるSwellを買収すると報じられている。SwellはGoogleの出資を受けている。Appleは3000万ドルで同社を買収し、それに伴って同アプリを閉鎖するという。
「Swell」は、ポッドキャストを連続的に再生することで、ユーザーが自分でポッドキャストを検索してダウンロードする手間を省く「iOS」アプリである。
再生中のコンテンツが気に入らない場合は、スワイプして新しいコンテンツに変えることができる。すると同アプリは、ユーザーが聴くコンテンツと拒否するコンテンツに基づいて、ユーザーの嗜好を学習する。Swellは全世界で利用可能だが、米国とカナダのコンテンツを主に提供している。
同社は以前、DFJ、InterWest Partners、Google Venturesといった投資企業から720万ドルの資金を調達している。Google VenturesはGoogleの投資部門で、投資利益の回収に加えて、将来的にGoogleに吸収できる可能性のある技術の開発を支援することを目的に、各種企業に出資している。
Re/codeによると、Swellアプリは閉鎖される予定だという。つまり、Swellの技術は、厳しい非難を浴びたAppleの「Podcast」アプリに吸収されるか、「iTunes Radio」ストリーミングサービスの強化に利用され、おそらくはトークラジオの選択肢がさらに追加されることになると考えられる。Swellの従業員は、買収に伴ってAppleに加わるとされている。
Appleは2014年に入り、ヘッドホンと音楽サービスを提供するBeatsを30億ドルで買収したことで注目を集めたのに続き、電子書籍推奨エンジンのBookLampを1000〜1500万ドルで買収すると報じられている。Appleは2014年に入って財務業績について語った際に、それまでの1年間で29社の企業を買収したことを明かしていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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