ヒューストン発--もしあなたが米航空宇宙局(NASA)の一員で、国際宇宙ステーション(ISS)での任務に向かう宇宙飛行士を、ISSの無重力環境を適切に模倣した環境で訓練しなければならないとしたら、どうするだろうか。 巨大なプールの水面から40フィート(約12.19m)下にあるISSの大規模な模型を使うというのが工夫に富んだその答えだ。 ジョンソン宇宙センターの関連施設であり、同センターから車で20分の距離にある無重量環境訓練施設(Neutral Buoyancy Laboratory:NBL)において、NASAはまさにそのような訓練をしている。NASAはISSでの任務を控えた宇宙飛行士をNBLに連れてきて、定期的な水中訓練セッションを実施する。そのセッションで、宇宙飛行士はやがて宇宙で実行することになる手順の多くを練習できる。 筆者はNBLを訪問し、訓練の様子と水面下に沈むISS模型の素晴らしさを間近で見学した。
提供: Daniel Terdiman/CNET
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
CNET Japan(Facebook窓)