オンラインニュースサイトのThe Informationは米国時間7月23日の記事で、Visaなどの決済企業とAppleとの話し合いが、この数カ月「活発化」していると報じた。The Informationは、話し合いの内容を知る人物の話として、Apple幹部らがモバイル「ウォレット」サービスを間もなく開始することで議論していると伝えており、もしかしたら、待ち望まれている「iPhone 6」と一緒に発表されるのかもしれない。
モバイル決済分野は、テクノロジ業界から大きな注目を浴びている。各社が欲しがっているのは、顧客の支払いデータや、あるいは、クレジット決済やデビット決済の手数料だ。しかし、スマートフォンを使った店頭決済は、まだそれほど消費者に人気がなく、いくつかある大規模な取り組みも拡大に苦戦している。
Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は1月、Appleはモバイル決済に関心を持っていると語り、さらに、「iPhone 5s」に「Touch ID」機能を搭載したのは、決済機能の補完的役割を果たしてくれるかもしれないという考えがあるからだとも述べていた。
Appleは「Passbook」でこの分野に小さな1歩を踏み出している。2012年に提供を開始したPassbookは、ポイントカードやクーポン、チケットをiPhoneにまとめるサービスだ。Passbookには、デビットカードやクレジットカードの決済機能は含まれていない。
Appleはコメントを拒んだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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