NVIDIAがゲーマーに狙いを絞った新タブレット「SHIELD Tablet」は、派手な仕様や機能が満載だが、問題は買い手がどれだけいるかという点かもしれない。
カリフォルニア州サンタクララの半導体メーカー、NVIDIAの主力事業は他社デバイス向けのチップの供給だが、近年は独自のハードウェアの生産にも乗り出しており、パワフルな「Tegra K1」(GPUは192 Nvidia Cudaコア)モバイルプロセッサを搭載する「Android」タブレットのSHIELD Tabletは、同社の最新の製品だ。約300ドルで販売されるSHIELD Tabletは、8インチのフルHD(1920×1200ピクセル)液晶ディスプレイと前面ステレオスピーカーを搭載し、スタイラスが付属する。ユーザーはまた、NVIDIAが設計したワイヤレスコントローラを60ドルで別途購入できる。
SHIELD Tablet担当ゼネラルマネージャーのMatt Wuebbling氏は先週、米CNETの取材に応え、次のように述べた。「出先でゲームをする人にとって、最高のパートナーになるだろう。タブレットを求めているゲーマーにとって、これは完璧なタブレットだ」
NVIDIAが2013年に発売した約200ドルの携帯ゲームシステム「SHIELD」は、SHIELD Tabletの追加に伴って名称が「SHIELD Portable」に変更された。これらの製品群は、優れたグラフィックスチップで知られるNVIDIAが、伝統的な市場の枠を超えて、消費者と直接関わろうとする取り組みを示すものだ。NVIDIAのGPUは好調に売れ続けているが、PC市場が減速したり、ライバルであるIntelやAMDがプロセッサのグラフィックス性能を向上させたりする可能性もあり、いつまでも好調でいられるとは限らない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果