UPDATE Appleが第3会計四半期(6月28日締め)決算を発表した。「iPhone」発表が予測される四半期の1つ前にあたる同四半期の業績は、まずまずだが素晴らしいとはいえない結果に終わった。
カリフォルニア州クパチーノを拠点とするエレクトロニクス大手Appleが米国時間7月22日に発表した第3会計四半期業績は、利益は予測を上回ったが、iPhone販売台数、売上高、第4四半期ガイダンスは、アナリストらが期待していたほど素晴らしいものではなかった。「iPad」販売台数も、第2四半期に続いて振るわなかった。
9月までの現四半期について、Appleは売上高を、アナリストらの予測である404億4000万ドルよりもやや低く370~400億ドルと予測している。売上総利益率は37~38%と予測した。
Appleの第3会計四半期におけるiPhone販売台数は3520万台で、iPhoneは引き続き同社最大の収益源となった。Fortuneの集計によると、Appleの同四半期におけるiPhone販売台数に対するアナリストらの平均予測は3590万台だったという。前年同期におけるiPhone販売台数は3120万台だった。
Appleの第3四半期におけるiPad販売台数は1330万台で、前年同期の1460万台よりも9%減少した。Fortuneによると、アナリストらのiPad販売台数予測は1440万台だったという。
一方、Appleによる「Mac」販売台数は18%増の440万台だった。Fortuneが集計したアナリスト予測は、390万台だった。
iPod販売台数は、数四半期にわたって急激に減少しているが、第2会計四半期の280万台から290万台へと実は増加していた。しかし、前年同期と比べるとやはり、36%と大幅に減少している。
Appleの第3四半期利益は77億5000万ドル(1株あたり1.28ドル)で、前年同期の69億ドル(1株あたり1.07ドル)から増加した。1株あたり利益は、アナリスト予測の1.23ドルを上回った。
第3四半期の売上高は6%増の374億ドルで、Appleの予測と一致したが、アナリストらの予測よりはやや低かった。Appleは4月、第3四半期売上高を360~380億ドルと予測していたが、アナリストらの予測は379億9000万ドルだった。
Appleの売上総利益率は前年同期の36.9%から39.4%まで上昇している。Appleは4月、売上総利益率を37%から38%と見積もっていた。Appleの売上総利益率は、顧客が低価格デバイスを選ぶに従い、2012年初頭の47.4%をピークに下降している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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