Googleの幹部としてウェアラブル製品「Google Glass」の開発を主導したBabak Parviz氏が、Googleと競合するAmazonに採用された。Google Glassプロジェクトのトップを離れた直後の出来事だ。
Parviz氏は米CNETに宛てた電子メールで、Amazonへの移籍を認めた。同氏は先週末、ソーシャルメディア「Google+」の自身のページに移籍について投稿していた。また、米国時間7月11日にGoogleを退職し、すでにAmazonで働き始めているとも述べている。
Parviz氏はCNETへの電子メールで、「移籍の主な理由は、Amazonで成し遂げられるかもしれないことに胸が躍ったことだ」と語った。
Amazon Web Servicesの広報担当者も、Parviz氏の移籍を認めた。Googleにもコメントを求めたが、今のところ回答は得られていない。
Parviz氏の移籍は、Amazonが自社ハードウェアの開発に関心を持ち続けていることの表れかもしれない。Amazonは2014年に入って、これまで製造していたタブレットと電子書籍リーダーに加えて、スマートフォンとストリーミングデバイスを発表している。
Parviz氏は、Googleの複数の野心的なプロジェクトで開発を主導した。ほんの数週間前までは、Google Glass端末の開発チームを率いていた。また、血糖値の測定に自分を針で刺す必要がある糖尿病患者の役に立てようと、グルコース値を追跡するコンタクトレンズの取り組みを指揮した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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