Appleの小売り部門を以前統括していたRon Johnson氏は、スタンフォード大学ビジネススクールでのインタビューに答えて、実店舗とは販売チャネルというよりも体験であることを語った。
「Apple Storeは皆が訪れるための場所」とJohnson氏は語った。買い物をするための場所でなく、訪れるための場所だという。
そして、Johnson氏は、その裏付けとなるような数値を明らかにした。「毎日、Apple Storeを訪れる人100人のうち、品物を購入するのはたった1人」(Johnson氏)
ただし、同氏は、「しかし、Apple Storeは、モール内で最も賑わっている店舗だ」と付け加えた。
では、残り99人は何をしているのだろうか。自らとブランドとの関係性に身をゆだねている。Johnson氏によると、将来的に商店は、その実店舗を通してより親密さを生み出さざるをえないようになるだろうという。
実店舗の成功は、パーソナライズされた親密さという感情を拡大することにある。Johnson氏は、「Apple Storeは多くの意味で、物事が進むであろう方向の先駆けとなっている」と述べた。
Johnson氏は、J.C. Penneyの最高経営責任者(CEO)に就任するため、Appleを退職している。しかし、同氏にとって幸せな時間とはならなかった。Johnson氏は、何が失敗の原因と考えているかと質問されて、拍子抜けするほど正直に「傲慢さだ」と答えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力