Appleは、スイスの高級腕時計メーカーTag Heuerの上級セールス幹部を雇用した。同社は10月のスマートウォッチ発売に向けて準備を進めているとされている。
Tag Heuerを傘下に置く高級ブランドのコングロマリットLVMHの腕時計ブランドを統括するJean-Claude Biver氏が米国時間7月4日、AppleがTag Heuerのセールスディレクターを採用したことをCNBCに明かした。その後、Appleを中心とした記事を取り扱う9to5Macは匿名情報筋の話として、新たに採用されたのがTag Heuerのセールスおよびリテール担当バイスプレジデントを務めるPatrick Pruniaux氏であると報じた。続いてReutersがこれを確認した。
CNBCによるとBiver氏は、「直接の競合企業だったならば、やや裏切られた気がしただろう。しかし彼がAppleに行くというのならば、彼にとって素晴らしい経験になると思う」と述べたという。Biver氏はReutersに対し、スイスの腕時計メーカーらはAppleに注意しなければならないとも述べた。
「『iWatch』は特に最初は、ステータスシンボルとして他の多くのApple製品と同等の力を持つことになるだろう」と同氏はReutersに述べた。「個人的には、iWatchはこの業界に対する脅威となる可能性を秘めており、ただ手をこまぬいているわけにはいかないと思う」(Biver氏)
iWatchは9月か10月に発売されると一般的に予測されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」