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未開拓のインドネシア市場で芽が出始めたアドウェイズ

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 インターネット広告事業やメディア事業などを手がけるアドウェイズは、いち早くアジアへの進出を行ってきた企業の1つである。2003年の中国への進出を皮切りに、2007年に上海に現地法人を設立。その後東南アジアへと歩みを進め、2011年にフィリピン、ベトナム、インドネシア、シンガポールに拠点を開設。2012年には台湾とタイのネット広告会社を子会社化し、インドにも拠点を設立するなど急展開を見せている。

 今回は、同社が拠点を構えるアジアの国々の中でも、特に市場の成長性が見込まれているインドネシアにある現地法人「アドウェイズ インドネシア(PT.ADWAYS INDONESIA)」を取り上げる。人口は世界4位の約2億4000万人、ASEAN最大のGDPを誇り、年率6%前後の安定的な経済成長を継続中。そんな国内の大きな内需と今後の成長性が魅力の同国に、アドウェイズはどのように切り込んでいるのか。同社ゼネラル・マネジャーの小倉広嵩氏に聞いた。


小倉広嵩ゼネラル・マネジャー

インドネシアでアフィリエイトとスマホ広告に特化

――インドネシアで行われている事業と進出の経緯を教えて下さい。

 当地ではアフィリエイト広告とスマートフォンに特化した広告の2つのサービスを提供しています。前者がPCとスマホに対応したアフィリエイトサービス「SmartDriver」で、後者はスマホアプリ向けの広告サービス「AppDriver」と広告分析ツール「PartyTrack」です。

 インドネシアに進出したのは2011年7月でした。前年の2010年12月に現地法人代表の高野が東南アジア各国とインドを視察したのですが、当時のインドネシアは都市化が進んでおらず、まさに何もないような状況。弊社の主力事業であるアフィリエイト広告は市場自体が存在していませんでしたが、そんな「獣道」に惹かれました。

――この国のネット広告市場の特徴、日本との違いは何でしょうか。

 インドネシア広告代理店連合(PPPI)が発表したデータによると、2013年の広告市場は全体でおよそ1兆円。そのうちネット広告が占める割合は4%、金額にして400億円です。その中でFacebookやGoogleが提供する広告の比重が高いと言われています。

  • アドウェイズ インドネシアのサイト

 この国の特徴は、ソーシャルメディアの広告が効きやすいこと。Facebookのユーザーは世界第4位の6000万人で、2年前には首都ジャカルタがTwitterのツイートが世界で最も多い都市になりました。特にFacebook広告の効率が非常に良く、企業がFacebookページのいいね!を集めるためにかかるコストは1いいね!当たり50円以下。日本では200円くらいかかることもあるので費用対効果が全然違います。

 一方で、旧来的なバナー広告はすでに旬が過ぎており、先端的なアドテクノロジーを活用した広告配信サービスはまさにこれからといった状況です。

――主力であるアフィリエイト、スマホ広告の浸透の度合いはいかがでしょう。

 サービスに対する広告主からの知名度はまだまだ高くありません。電話やメール、LinkedIn、カンファレンスなど、いろいろなチャネルを使って地道な営業活動をしています。

――主な顧客層、ターゲット企業は。

 ローカルのネット企業です。主に、Eコマースやオンラインゲーム、オンラインサーベイの事業を行われている会社です。

――他社のネット広告会社との競争状況はいかがでしょうか。

 デジタルマーケティング全般を手がける広告会社は多いです。しかし、アフィリエイト、スマホ広告に関する彼らの理解度は低く、市場は未開拓といった状況。つまり、弊社にとって勝算はあります。

 しかし一方で、FacebookやGoogleの広告の効率が良すぎることが、広告主がアフィリエイトやスマホ広告へのトライアルに足踏みしている原因となっています。これからEコマースなどが普及しネット市場全体が大きくなっていくと、それらの広告のクリック単価は高くなっていくでしょう。そのときに弊社が提供する成果報酬型のアフィリエイトなど、広告主にとってリスクが小さく効率の良いサービスが必要とされる存在になることが成長の鍵です。

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