NTTドコモは6月27日、自治体などの地震発生を想定した防災訓練で利用できる「地震防災訓練アプリ」(iOS/Android)を7月中に提供することを発表した。価格は無料。
同社は2007年12月より、気象庁が配信する緊急地震速報のメッセージを携帯電話やスマートフォンに配信する緊急速報「エリアメール」(緊急地震速報)を提供しているが、このエリアメールを地震防災訓練で活用したいという声が多く寄せられていたことから、新たにアプリを提供することにしたという。
地震防災訓練アプリでは、エリアメールの専用ブザー音をきっかけにして避難行動の訓練ができる。ユーザーはスマートフォンにインストールしたアプリで、ウェブサイトなどに掲載されているQRコードを読み込んで、訓練の予定を登録。訓練日になると専用ブザー音が鳴り訓練メッセージが表示されるので、実際の災害を想像し身を守る行動を取る。
このアプリは、「効果的な防災訓練と防災啓発提唱会議(シェイクアウト提唱会議)」の協力のもと開発したという。今後は、富士河口湖町主催で9月10日に開催される「富士河口湖町シェイクアウト訓練」と、北海道主催で10月15日に開催される「北海道シェイクアウト2014」、気象庁などが実施する緊急地震速報の訓練などで活用される予定だ。
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