Facebookは米国時間6月25日、従業員の多様性に関するデータを初めて公表し、白人とアジア系の男性従業員が多数を占めることが分かった。
Facebookのデータ公表に先駆けて、この数週間の間に、Google、米YahooおよびLinkedInも同様の報告書を発表している。Facebookが公表した最新データは、従業員の男女構成比や人種構成比が先行する企業と一致しているため、これまでに公表された報告書を見た者にとっては意外なものではないはずだ。
報告書からは、多くの技術企業が、特に上級職で、女性や少数派であるマイノリティーを登用して従業員を多様化することがなかなかできずにいる実態が浮かび上がる。それについて、Facebookは25日、多様化に向けてやるべきことがたくさんあると認めながらも、その目標に向けて取り組むと述べた。
Facebookによると、従業員の多様化を促進するいくつかの計画を実行中だという。その中には、マイノリティーの就職志望者を募る新しい採用戦略の策定や、少数派グループの大学新入生を対象とするインターンシッププログラム「Facebook University」の拡大が含まれる。
25日に公開された報告書によると、Facebookの従業員は69%が男性で、人種構成比は白人が57%、アジア系が34%、ヒスパニック系が4%、黒人が2%となっている。技術職の男女構成比と人種構成比はさらに偏っており、また、上級職は白人の男性従業員が大多数を占める。
ちなみに米国における最新の人口調査データによると、総人口に占める割合は、ヒスパニック系以外の白人が63%、ヒスパニック系またはラテン系が17%、黒人またはアフリカ系アメリカ人が13%、アジア系が5%となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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