サンフランシスコ発--Googleの年次開発者会議「Google I/O」が米国時間6月25日午前、モスコーンセンターウェストで開催された。Googleに抗議する人物が、基調講演を2度中断させた。
最初の抗議者は、Googleと同社の社内弁護士の1人であるJack Halprin氏に対して、特別な不満を抱いていた。この身元不明の女性は、Halprin氏がサンフランシスコのミッション地区に所有する7部屋のアパートから、同氏が立ち退かせた人々の1人だと述べた。
この女性は、エンジニアリングディレクターDave Burke氏の講演中に、「Google、あなたたちは良心を開発するべきだ」と叫んだ。Burke氏は、新しい「Android Runtime」のもとでの性能改善に関して講演していた。女性はさらに、Halprin氏が授乳中の母親たちを立ち退かせたと主張した。
サンフランシスコのブログMission Localによると、幼い子どもの母親(抗議した人物とみられる)と、Halprin氏が所有する建物に住む6人が、2014年2月、立ち退きを通知されたという。
Burke氏はこの女性を無視しようとしたが、結局イベントのセキュリティ担当者が会場から女性を連れ出すまで、話を中断した。同氏は講演に戻ると、新しいAndroid Runtimeを搭載する「Android L」は、バッテリ持続時間が向上して、「抗議中でも」持続できるだろうと冗談を言った。
2人目の抗議者は、約1時間後に現れた。学校に行く年齢の子どもが、関連するコーディングやアプリ開発ができるようにするGoogleの取り組みに関する動画プレゼンテーションのすぐ後のことだった。
20代後半とみられる男性が、聴衆に対し「Googleは、人々を殺す全体主義の機械を作っている」と大声で筋の通らないようなことを言った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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