アクトビラ、4K VODを12月に開始--回線速度に応じてストリーミングとダウンロードで

 アクトビラは6月25日、インターネットで4K動画を配信する「アクトビラ ビデオ・4K」を開始すると発表した。ストリーミング、ダウンロードの両方にて提供する。サービス開始は12月を予定。配信する4Kコンテンツは、「Channel 4K」の再配信などとは異なり、コンテンツプラットフォームなどから独自に供給される予定だ。

  • アクトビラ4K VOD配信サービスのイメージ図

 視聴するには、アクトビラ ビデオ・4K仕様の対応機器が必要となり、仕様については、現在テレビメーカーなどとともに開発中とのこと。エンコードにはHEVCを用い、ストリーミング配信の最新規格MPEG-DASHを採用する。

 視聴者のインターネット環境にマッチにした4Kサービスを提供できることが特徴で、回線速度に応じてストリーミングのエンコードレートを変更する可変ビットレート配信を実現。回線速度で40Mbps以上ではエンコードレード30~40Mbps、25Mbps以上では15~30Mbpsでストリーミング配信を実施するほか、12Mbps以上の環境になるとダウンロード配信に切り替えられるとしている。ダウンロードするには、対応機器が必要になる。

 あわせて4Kダウンロードの商用配信サービスができるサービスも進めており、9月からはBtoB向けサービスを開始する予定。利用する企業や法人は、自らプラットフォームを持たずに4K VOD配信ができるようになるとしている。

 なお、7月2~4日に東京ビッグサイトで開催される「コンテンツ制作・配信 ソリューション展」、7月29~30日に東京国際フォーラムで開催される「ケーブル技術ショー2014」にてアクトビラ4K VOD配信サービスのデモが実施される。

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