スポーツ用品メーカーのNikeは、リストバンド型フィットネストラッカー「Nike+ FuelBand」向けのアプリを、GoogleのモバイルOS「Android」にようやく対応させた。これにより、2012年のFuelBand発売から続いていた「iOS」との差がなくなった。
「GALAXY S III」「GALAXY S4」「GALAXY S5」スマートフォンや、「Moto X」「HTC One」「Nexus 5」を持っているAndroidユーザーは、米国、カナダ、ドイツ、日本の「Google Play」ストアから、この英語版限定のアプリをダウンロードできるようになった。同アプリは「Android 4.3」(開発コード名「Jelly Bean」)以降に対応している。
FuelBandはBluetooth LE(Bluetooth Low Energy:低消費電力版Bluetooth)を利用したデバイスで、ユーザーのスマートフォンと通信して、歩数、燃焼カロリー、Nike固有のワークアウト指標「NikeFuel」を追跡する。ただし、2012年のFuelBand発売時点で、多くのAndroid携帯端末はBluetooth LEに対応していなかった。そのためNikeは、このトラッカーのサポートをiOSに限定しており、iOSユーザーに好評だったFuelBandが多くのAndroidユーザーの怒りを買うことになった。
Nikeは2013年、AndroidがBluetooth LEを標準でサポートしていないことが、FuelBandをこのプラットフォームから遠ざけている理由だと認めた。Nikeはまた、こうした独占の背後に同社とAppleの長年にわたる関係があるとのうわさを否定していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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