キヤノンマーケティングジャパンは5月28日、キヤノン電子製のドキュメントスキャナ「imageFORMULA」シリーズの新製品5機種を6月2日より順次発売すると発表した。
「DR-M1060」は、A3対応とコンパクト設計を両立したモデルで、カラー、モノクロともに毎分60枚(A4ヨコ、200dpi時)の高速スキャンを実現。前面給排紙の「Uターンパス」設計や、原稿分離機構「リタード方式」により、普通紙から薄紙までさまざまな種類の原稿を効率的にスキャンできるという。価格は税別で29万8000円、発売日は6月2日を予定している。
「DR-C225W」は、原稿がUターンして本体前部に収まる「ラウンド・スキャン」を採用した「DR-C125」の後継機種だ。こちらはカラー、モノクロともに毎分25枚(A4タテ、200dpi時)で、新たにWi-Fiスキャンにも対応。同梱のユーティリティソフト「CaptureOnTouch」では、直感的に操作できる新インターフェースや、スキャン後の補正・編集といった新機能も搭載した。市場想定価格は4万2800円で、6月下旬の発売を予定している。
そのほか、「DR-M160II」が15万円で6月2日に発売予定。「DR-P215II」の市場想定価格は2万8800円、「DR-P208II」は市場想定価格2万1800円、いずれも6月5日の発売を予定している。
キヤノンによれば、ドキュメントスキャナ市場は対前年で75%と、落ち込み傾向にあるという。現在の市場ニーズは、書籍や雑誌などをスキャンする「自炊」が中心だ。より効率的にスキャンできるよう、Wi-Fi対応で現在の市場を伸ばすとともに、初心者でも簡単に使え、編集機能を強化したCaptureOnTouchで新たなエントリー層の取りこみを目指す。
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