AppleがARMベースの「Mac」の開発を継続していると、多くのApple関連ブログが伝えている。
MacRumorsなどのブログが米国時間5月25日前後に報じたところよると、AppleはARMベースのMac(「iMac」「Mac mini」、13インチ「MacBook」など)の開発を積極的に進めているという。
これらのマシンは「大型の『Magic Trackpad』」を搭載した新型キーボードを備えるとうわさされていると、MacRumorsは伝えている。
またこのことから当然、これらARMベースのマシンは、「OS X」相当のOSを搭載すると想定されている。
注意が必要なのは、今回のうわさが、KGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏のようないつもの情報筋ではなく、フランス語のApple関連情報サイトMacBidouilleからの発信だということだ(MacRumorsの記事はこちらを引用したもの)。さらにMacBidouilleが、うわさされているデバイスは64ビットのクアッドコアプロセッサを複数搭載すると伝えていることも奇妙だ(「iPad Air」やARMベースの「Chromebook」などはプロセッサを1基しか搭載していない)。
しかしここで、あらゆるうわさを少し脇に置き、Appleが2013年9月に64ビットの「A7」プロセッサを発表して以降、どのような情報を公開してきたか考えてみよう。同社の「A」シリーズプロセッサは今や64ビットに対応し、「デスクトップクラス」の性能を備える。
さらに(A7の後継とうわさされる)「A8」プロセッサまで話を進めると、A8はA7より大幅に高速化し、クアッドコアバージョンで提供される可能性が高く、少なくとも理論上はローエンドのMacに適したものになる。
AppleがARMに移行するとのうわさで最初に広まったものの1つは、「Apple、ノートパソコン製品からIntelを排除」という的確な見出しで2011年5月に報じられた記事だ。
また、Appleがプラットフォームを変更するにしても、今回が初めてではない。同社は2005年、「PowerPC」アーキテクチャを捨ててIntelプロセッサに移行すると発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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