日本ヒューレット・パッカードは5月19日、個人向け夏モデルPCを発表した。タブレットとしても使用できるノートPC「Pavilion x360」や3万円台のモバイルノートPC「Pavilion 10」などがラインアップする。
Pavilion x360は、360度回転する11.6インチディスプレイを搭載した。通常のスタイルで使える「ノートブックモード」、タッチディスプレイを適した角度に回転させて使用する「スタンドモード」と「テントモード」、360度回転させて使用する「タブレットモード」の4つのスタイルに対応。動画視聴や省スペースで使いたい時などさまざまなシーンで活用できる。ディスプレイを回転させるヒンジ部は、開発段階で4万5000回の開閉テストを行い、耐久性を確認しているという。
デザインはレッドカラーのトップカバーと底面に、なめらかな質感で指紋のつきにくいソフトタッチペイントを施し、パームレストには高級感のあるつや消しのアルミニウム合金を使用した。また、ノートブックモード以外では自動的に無効化し誤入力を防ぐ浮き石型キーボード、側面に配置した電源ボタンや音量ボタンなど、美しさと使いやすさを追求した筐体デザインとなっている。
本体底面の前方にはBeats Audioに対応したデュアルスピーカを搭載し、重低音の迫力サウンドを楽しめるとしている。市場想定価格は税抜で6万5千円前後、5月下旬に発売する。
Pavilion 10は、HP Directplus価格で税抜3万3800円~とコストパフォーマンスを追求したモバイルノートPCだ。5月下旬に発売する。重さ約1.1kg、厚さ約22mmの軽量コンパクトボディに、省電力で低発熱のデュアルコアのAMD A4-1200 APUを採用した。
冷却ファンを搭載しない構造で、静音性に優れている。また10.1インチワイドHD非光沢ディスプレイや浮き石型キーボードを採用し、長時間のテキスト入力などの際にも快適な操作環境を提供。トップカバー、パームレスト、底面は、指紋がつきにくいテクスチャーデザインだ。USB3.0など各種ポートの拡張性も備え、サブPCとして、自宅でも外出先でも気軽に持ち運んで使える。
デスクトップPCは、搭載プロセッサの更新や、最新のWindows 8.1 Updateを適用し、基本性能の強化を図った。いずれも発売は5月19日。
東京生産のフルカスタマイズに対応するハイエンドミニタワーPC「HP ENVY 700」(8万9800円~)は、搭載プロセッサをインテル Core i5-4590/i7-4790に更新し、選択可能なグラフィックスにNVIDIA GeForce GTX770を加えた。
コストパフォーマンスの高いミニタワーPC「HP Pavilion 500」(4万9800円~)と、幅 約10cmの省スペースな筐体を採用したスリムタイプの「HP Pavilion Slimline 400」(4万9800円~)は、搭載プロセッサをインテル Core i5-4460/i7-4790に更新、21.5インチ/タッチ搭載のオールインワンPC「HP Pavilion 22-h140jp/CT TouchSmart」(6万9800円~)は、搭載プロセッサをインテル Core i5-4590Tに更新した。
また、タッチでもマウス操作でも Windows OS をさらに便利に、使いやすくするためのさまざまな新機能を追加したWindows 8.1 Updateを、「HP ENVY Phoenix 810-290jp/CT」(13万9800円~)をはじめとする全てのデスクトップPC(オールインワンPCを除く)に採用している。
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