ヤフーとイー・アクセス、ウィルコムは5月19日、ヤフーによるソフトバンクからイー・アクセス株式の取得を中止すると発表した。
3社によると、ヤフーとソフトバンクで協議を重ねた結果、「ヤフーがイー・アクセスを子会社化して自らインフラを手がけるよりも、ヤフーはサービス、イー・アクセスはインフラというそれぞれの強みを生かした協業の形で事業を進めていくことが望ましい」との結論に至ったという。
イー・アクセスとウィルコムは6月1日を効力発生日として合併し、社名をワイモバイルに変更する。ヤフーは新ブランド「Y!mobile」をワイモバイルと共同で展開する予定で、Y!mobileで実施する各種取り組みをソフトバンクモバイルで行うことも視野に入れ、ソフトバンクとの議論をこれから開始するという。なお、Y!mobileの具体的なサービス内容はまだ明かされていない。
ソフトバンクでは、本取引の中止が2015年3月期の当社連結業績に与える影響は軽微だとしている。また、3月27日に発表した「本取引に伴い、2015年3月期の当社個別決算において、関係会社株式売却益として557億円が特別利益に計上される見込み」という点について、この特別利益は発生しないとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス