FacebookはSnapchat買収に失敗した後、独自の動画および写真メッセージアプリを開発していると報じられている。
Financial Timesの記事によると、Mark Zuckerberg氏自らが、「Slingshot」という名前の「短時間で消えるメッセージ」アプリの開発を統括しているという。このアプリは早ければ5月中にもリリースされる可能性があると、記事には記されている。
Facebookの広報担当者はこの報道に関するコメントを避けた。
同アプリの開発に関する報道の6カ月前には、Facebookが提示した30億ドルでの買収提案をSnapchatが拒否したと報じられていた。この提示金額は、Facebookが2012年に写真共有アプリ「Instagram」の買収に支払った金額の約3倍だ。
2年前にリリースされ、送信後すぐに消去される写真や動画の「スナップ」を1日4億件送信しているSnapchatは、10代のユーザーの間で瞬く間に人気を博し、それらのユーザーをFacebookから奪った。Pewが実施した調査によると、同アプリは米国で、成人の携帯電話所有者の9%に使用されているとも推定されている。
Facebookは最近、Snapchatに似た「Poke」というアプリをApple App Storeから削除した。2012年にリリースされたPokeは、Facebookの「poke」ボタンを拡張したものだった。「poke」ボタンは、Facebookが大学生向けだった初期の時代から残ったままになっている機能だ。
米Yahooもこの秘密メッセージの分野に関心を示しており、先週「Blink」というアプリを買収している。Blinkは、自動的に消去されるテキスト、写真、音声を送信できるアプリだ。Yahooは、同アプリの「iOS」版と「Android」版を廃止し、7人で構成される同アプリのチームを同社の「スマートコミュニケーション製品」に組み込むとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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