われわれのテストでは全体的に見ると、Braavaのナビゲーション能力はまずまずであり、カーペットを検出し、回避する能力も素晴らしいものであった。それでも清掃能力には少し落胆した。拭き筋があまりにも多く残り、目地の汚れは目にあまり、粘りの残る場所も数多くあった。何度も試した後、Braavaを繰り返し使うことになったが、それはフロアが完全にきれいにならなかったためでしかない。
Braavaは魅力的な点もあり、基本的な清掃に適した製品であると言えるだろう。ハードフロアの多い家に住んでいるのであれば、これを夜中に動かして汚れやほこりがたまらないようにするというのは意味がある。残念ながら、Braavaには他のロボットに搭載されているようなスケジュール機能が搭載されていないため、寝ている間に掃除させることはできない。こういった種類の通常のメンテナンス型掃除(このようなロボットに最も適した掃除と言える)の場合であっても、Braavaを手作業で始動し、掃除が終わるたびに手でドックに戻す必要がある。
筆者にとって、この手のマイクロマネジメントはロボット掃除機を導入するそもそもの目的と相反している。これは、実際の清掃プロセスを代行するというだけの話ではなく、掃除にまつわる心理的なプロセスの代行についての話でもある。何も考えなくても、そして何かをするということを覚えておかなくても、フロアがきれいになってほしいのだ。それが夢なのである。そうでない場合、単に1つの雑用を他の雑用で置き換えているにすぎない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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