水拭きのテストに移ってみたところで筆者は、Braavaがより手応えのある汚れを扱えるかどうかを見るため、少しハードルを上げてみた。まず、分かりやすいよう緑色に着色した食用油をこぼしてみた。
Braavaはビニールフロアでなかなか良い結果を残した。全体的に、ビニールフロアが3種類の材質のうちで最も取り扱いやすいものだったようだ。板張りのフロアの場合、汚れは取り除くと言うよりも広げるといった方が適切であり、筆者は石けん水を含ませた布きれを手に、ひざまずいて後始末をしなければならなかった。
タイルの場合、結果はさらに芳しくなかった。Braavaは移動した後に長い油の軌跡を残し、Jaredが苦労して仕上げたタイルの白い目地の多くに緑色のしみを残す結果となった。この軌跡は油をこぼしていない場所にまで広がっていた。Braavaはもともと汚れていなかった場所にまで汚れを広げてしまったのだ。
Braavaはタイルの泥汚れでも苦戦し、3種類のフロアのうちで最も劣った仕上がりとなった。こういった泥汚れは、庭で遊んでくることの多い犬を飼っている場合や、来客が玄関マットで靴の泥をちゃんと落とさずに入ってきた場合によく起こる問題だ。写真の掃除前と掃除後を見比べてほしい。ビニールのフロアと比べると、タイルのフロアはまったく別の機械で掃除したかのように見える。
どこも同じペースで拭くBraavaは目地に汚れを残してしまうという明らかな問題は別にして、乾燥した汚れのかたまりを押しやりながら移動していくため、先ほどと同様に掃除前には汚れていなかった部分に汚れを広げるという結果となった。Braavaは吸引式の掃除機ではないという点を覚えておく必要がある。これはゴミをダスト容器に収納してくれるわけではないのだ。布が吸収できないものはすべて、単に前方に押しやられていくことになる。
スパゲッティソースのテストでも泥のテストと同様の結果となった。ここでもビニールフロアはうまく掃除できたが、セラミック製タイルはだめであり、板張りはその中間という結果になった。また、タイルのテストでは油の時と同様に目地に入り込んだ汚れを手で掃除する羽目になった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
トラディショナルからモダンへ進化するBI
未来への挑戦の成功はデータとともにある
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス