「連絡先に基づくユーザーインターフェースの生成」というAppleの特許出願書類が、米国特許商標庁(USPTO)によって米国時間5月15日に公開された。チャット中に入力したテキストを送る相手を間違えないための視覚的手掛かりとして、チャット画面に相手の画像を表示する方法が記載されている。
Appleの「iMessage」をはじめとする多くのIMクライアントは、チャット相手のファーストネームや電話番号しか表示しない。そのため、相手が誰であるのかさえ、とっさには分からなくなることがある。複数の相手とグループチャットをしているときは、テキストを送ろうとしている相手を見失いがちだ。
Appleの構想ではチャット相手の写真が、邪魔にならないようチャットウィンドウの背景に表示される。表示する写真は連絡先のリストから直接取り出すことが可能だ。写真がない場合には、別の画像やアイコンを各人に関連づけることができる。
しかし、グループチャットのときはどうなるのだろう?その場合は、チャットに参加しているメンバーの画像が並べて表示され、自分が今メッセージを送ろうとしている相手の画像が強調表示される。例えば、アクティブにした相手の画像はカラーで表示し、他の人の画像はグレースケールにするといった方法だ。
チャット相手の画像自体は背景に溶け込ませ、テキストは手前に表示して遮られずに見えるようにしておけばいい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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