米SanDiskは4月30日(現地時間)、4Tバイトのエンタープライズ向けSAS SSD「Optimus MAX」を発表した。10Kおよび15Krpmの2.5インチSAS HDDを超える容量と高性能を提供することで、データセンターで使用されてきたSAS HDDを代替することが可能になるという。
発表によると、これまで企業は低コストで比較的性能が高い10kおよび15krpmのSAS HDDをデータセンターなどミッションクリティカルな用途に利用してきたが、データ量の増加やリアルタイムアクセスの重要性が高まってきたことで、従来のHDDではアプリケーションのニーズに対応することが困難となってきているという。
同社エンタープライズストレージソリューション担当のジョン・スカラムッツォ氏は「顧客はデータセンターをHDDからNANDフラッシュメモリに移行できないか模索する中、今まではコストと性能とを比較した判断や、重要な機能を犠牲にするなどの決定をせざるを得なかった」と語っている。
こうした課題に対して、Optimus MAX SSDがコスト効率の高い高密度なストレージをSSDクラスの性能で提供することによって、企業は性能不足のHDDからの移行を図りつつ、設備投資の抑制、電力と設置面積要件の低減などコスト削減を実現することができるとのこと。
Optimus MAX SSDは、OEM向け及び販売チャネル向けに、2014年第3四半期より出荷を開始する予定だという。
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