パイオニアは5月8日、車載カメラやネットワークを使用するカーナビゲーションシステム「サイバーナビ」シリーズに、11機種の新製品を発表した。1D+1Dメインユニットタイプ、200mmワイド2Dメインユニットタイプ、2Dメインユニットタイプをラインアップする。発売は5月下旬。
サイバーナビは、カメラで取り込んだ映像に情報を重ねてナビする「クルーズスカウターユニット」、目の前に情報を表示する「AU HUDユニット」、リアルタイムでネットワークとつながる「データ通信モジュール」など、先進的な機能をそろえたカーナビゲーションシステムだ。2013年モデルからは交差点の交通状況などを車載カメラによるリアルな画像で共有できる「スマートループ アイ」にも対応。画像が収集される「スマートループアイ スポット」は、2014年4月に、従来の5000カ所から7000カ所へ増加している。
新製品ではこれらの先進的な機能はそのままに、地図スクロール速度を従来モデル比で約2倍に向上させたほか、ドラッグやフリックなどでカーナビを操作できる新開発の「マルチウェイスクロール」を導入し、インターフェースを改善した。
いずれも7V型ワイド液晶モニタを採用し、地上デジタルテレビを視聴ができるほか、DVD、CD再生が可能。5.1chサラウンド再生にも対応する。Bluetoothによるワイヤレス接続ができるほか、USB端子とSDカードスロットも備える。
タイプごとに「クルーズスカウターユニット」と「AR HUDユニットセット」を付属した「AVIC-VH0099H/ZH0099WH/ZH0099H」、クルーズスカウターユニットのみを同梱した「AVIC-VH0099S/ZH0099WS/ZH0099S」、スタンダードタイプの「AVIC-VH0099/ZH0099W/ZH0099」を用意。加えて、5.1chサラウンド非対応の200 mmワイド2Dメインユニットモデルの「AVIC-ZH0077W」と、2Dメインユニット「AVIC-ZH0077」をそろえる。
オプションとして、AR HUDユニット「ND-HUD3」(税別価格:8万円)、データ通信モジュール「ND-DC2」(同:2万5000)も用意されるため、使い方に応じてシステムアップも可能だ。
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