ソニーと日本産業パートナーズ(JIP)は5月2日、PC事業の譲渡に関し、法的拘束力を有する正式契約を締結したことを発表した。2月にソニーのPC事業をJIPに譲渡する意向確認書を締結したことを発表していた。
両社が管理・運営する特別目的会社にソニーがVAIOブランドとして日本で営んでいるPC事業及びその関連資産の一部などを承継させる形で行われる。7月1日を目途に取引を完了することを目指す。
新会社名は「VAIO株式会社」で、本所在地は「VAIOの里」とも呼ばれる長野県安曇野の長野ビジネスセンター。出資金は10億円で、出資比率はJIPが95%、ソニーが5%(取引完了時)。代表取締役社長にはソニー出身の関取高行氏が就任する。従業員数は約240名。
なお、ソニーは現在販売中の2014年春モデルを最後としてPC事業を収束するが、事業収束後も販売済み商品のアフターサービスは継続するとしている。
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