Googleのソーシャルネットワーク「Google+」の責任者を務めるVic Gundotra氏は、米国時間4月24日のGoogle+への投稿で、同日付で退社することを発表した。
Googleの最高経営責任者(CEO)であるLarry Page氏は自身のGoogle+への投稿でGundotra氏をたたえ、「Googleでの華々しいほぼ8年間」と、「何もないところから」Google+を築き上げたことに謝意を示した。
「私は毎日、Google+を心から楽しんで使っている。特に『Auto Awesome』(おまかせビジュアル)ムービーがお気に入りで、家族や友人と共有するのが本当に楽しい」と、Page氏は書いている。
Page氏は、Gundotra氏がGoogle+の開発で陣頭指揮を執ったことに加え、「Google Maps」のチームを率いてターンバイターン方式のナビゲーションを導入したことや、Googleの開発者との関係を改善したことを挙げて、その功績をたたえた。後者についてPage氏は、Gundotra氏が改善するまで「ばらばらの取り組み」だったと表現した。
Gundotra氏は2007年にGoogleに入社した。それ以前はMicrosoftに16年間勤務してゼネラルマネージャーを務め、その後1年間は慈善活動をしていた。
Gundotra氏は転職先を明らかにしていないが、突然の退社は同氏が競合企業に移る可能性を示唆している。
今後Google+を率いるのは、Gundotra氏の右腕でGoogle+製品マネージャーを務めるBradley Horowitz氏ではないと、Re/codeは伝えた。その後Googleは、Google+のエンジニアリング担当バイスプレジデントであるDavid Besbris氏がGoogle+を統括することを認めた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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