Microsoftの幹部は3月末に、同社の「Azure」クラウドサービスのラインアップに新たに「Basic」(基本)レベルの価格帯を追加することを発表していた。
Microsoftは、Basicオプションを追加した。これは実稼働サイトを対象としたもので、小規模なサイトや、開発およびテストシナリオを支援する。MicrosoftはBasic SKUについて、「一部のハイエンド機能を手頃な費用」で追加するとアピールしている。
米国時間4月21日のブログ投稿によると、Basic価格帯は、中核的な「Azure Web Sites」を対象とし、ウェブサイトの実行に最大3インスタンスの専用の仮想マシンを使用できるほか、SSLサポート、ジョブのスケジューリング、エンドポイントの監視などをサポートするという。Azure Web SitesのBasic価格帯は、小規模インスタンス向けに月額約56ドルから、大規模インスタンス向けに約224ドルまでが設定されている。
詳細は、Azureの価格表サイトで参照できる。
新たな価格帯の導入により、Microsoftが提供するのは、評価用の無料Azure Web Sites(SLAの適用なし)、Shared Web Sites(容量および機能セットに制限あり。かつSLAの適用なし)、Basic Web Sites、およびStandard Web Sites(高可用性とデバイス運用タイプのタスクをサポート)の4レベルとなった。
Azure上で稼働する既存のウェブサイトはいずれも、無料(Free)、共有(Shared)、標準(Standard)モードを問わず、現行のモードが維持される。ただし、同記事によると、Standard SKUはさらなるストレージ、無料SSL接続、その他の追加機能が加わり、現在ユーザーが支払っている以外の追加料金は発生しないという。
Microsoftは、Amazon.comと価格競争を繰り広げており、2013年には、コンピューティング、ストレージ、帯域幅といったすべての「コモディティ」クラウドサービスでAmazonに対抗できるようにすると表明していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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