Googleは米国時間4月16日、「Android」向けの新しいスタンドアロンカメラアプリである「Google Camera」をリリースした。同アプリは、「Nexus」以外の端末で「Photo Sphere」を利用できるようにするとともに、撮影した写真に被写界深度を持たせるレンズブラー(ぼかし)効果を加えられるようにするもの。同社は「Google+」でこれを発表した。
Googleは基本的に、Nexusシリーズのスマートフォンとタブレットのみで提供されていた多数のカメラ機能を、他の多くの「Android」端末で使用できるようにした。「Android 4.2」(開発コード名:「Jelly Bean 」)で導入されたPhoto Sphereカメラモードが今回、Google Cameraアプリで利用できるようになった。同モードでは、「Google Street View」の画像に似た特大サイズのインタラクティブなパノラマ写真を撮影することができる。
Google Cameraのもう1つの主な機能は、撮影済みの写真の被写界深度を変えるSLRに似た効果である「Lens Blur」(レンズブラー)だ。「Lytro」カメラのように、写真を撮影し、その後で、撮影画像の別の部分にフォーカスを変えることができる。最近リリースされた「HTC One M8」でも同じ効果を得ることができる。同端末にはカメラが2つ装備されており、前景にある対象物にフォーカスして背景をぼかせるほか、その逆の処理が可能となっている。
Googleは、Google Cameraの洗練されたデザインも強調している。ファインダーは余計な装飾を除いたシンプルなデザインで、撮影ボタンはかなり大きく画面を見なくても簡単に押すことができる。
Google Cameraは現在、「Android 4.4」(開発コード名:「KitKat」)を搭載するスマートフォンおよびタブレットを対象にGoogle Playストアでダウンロード提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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