次期iPhoneへの期待、「iWatch」の噂----松村太郎のApple一気読み

 4月7日~4月14日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のApple一気読み」。

「iPhone 6」はどうなる?--実現してほしい11のこと
「iPhone 6」はどうなる?--実現してほしい11のこと

 Appleがリリース予定のiPhoneについて、2年に1度のデザイン変更と画面の拡大に、期待が過熱している。そんな中、451 Research「ChangeWave」サービスの調査結果が報じられた。

 3月に4000人以上を対象とした調査において、次期iPhoneを購入する可能性が極めて高いと答えたのは14%、購入する可能性が多少あると答えたのは26%で、合計すると全体の40%だった。未発売の製品への期待、またiPhoneに対する期待でこれほど高い数字を出したのは初めてだという。

 iPhoneに対しては、2014年こそ更なる画面の拡大を期待する声が大きい。Appleが考える広くて快適な画面と、これまで通りの使いやすいサイズの両立とは、どんな姿になるのだろうか。

「iPhone 6」購入、消費者調査で強い関心--大型スクリーンへの期待が後押しか(4/11)

iOS 7の導入が87%のユーザーに

 Appleは同社の開発者向けサイトで、2013年6月に発表し9月からダウンロードが始まったモバイル向けOS、iOS 7が、iPhone/iPadなどを利用するモバイルユーザーの87%に利用されていると発表した。1カ月前は83%だったが、iOS 7.1をリリースし、バグ修正や、iOS 7が動作する最も古いiPhoneであるiPhone 4での動作を改善したことなどで、数字が向上している。新しいOSの利用率としては、極めて高い数字と見ることができる。

 Appleはここ数年、毎年新しいiOSを発表している。中でも2013年のiOS 7は、大幅なデザイン変更が施されたことから一般ユーザーからも注目が高く、より速いペースで新しいOSへの移行が進んだ。

 6月2日から開催される年次開発者イベントWWDC 2014で、新しいOSである「iOS 8」が発表される見込みだ。先週チケットの申し込みが行われ、参加者が抽選で選ばれている。

 iOS 7のデザイン、ユーザー体験を主導したのはJonathan Ive氏だったが、その背後でAppleに長年勤め、現在Samsungと係争中の裁判でも扱われている「Slide to unlock」機能などを開発したエンジニアでバイスプレジデントのGreg Christie氏がAppleを2014年中に去ることになった。一部ではIve氏とChristie氏の軋轢が報じられているが、関係は良好だとしている。

「iOS 7」、「iPhone」「iPad」ユーザーの87%が導入(4/8)
アップル「WWDC 2014」、チケット申し込み期間が終了(4/8)
アップルの「Human Interface」チーム統括者が退職--アイブ氏と対立か(4/9)

iWatchは2014年第3四半期に登場か

 iPhoneに並んで注目されているのが、AppleのウェアラブルデバイスとみられるiWatch。前述のiOS 8には健康管理を行うためのアプリ「Healthbook」が搭載され、iWatchの加速度センサの情報と連携するような使い方がイメージされている。

 台湾のEconomic Daily News(経済日報)は、iWatchが2014年中に6500万台製造することを目指していると報じ、登場は第3四半期になるという情報筋の話を紹介した。パーツにはサファイアガラスが搭載されるとしている。

 既に市場には、Samsungやソニーがスマートウォッチをリリースしており、Googleがウェアラブルデバイス向けOS「Google Wear」を発表し、MotorolaやLGが同OSを採用したスマートウォッチをアナウンスしている。Appleは出遅れているが、後出しでよりよい製品を披露するのが常であることを考えると、Appleがスマートウォッチを登場させる「土壌」が整ってきたとみることもできる。

アップルの「iWatch」、2014年第3四半期に登場か(4/9)

ドコモが音声定額とデータ共有プランを導入

 NTTドコモが、2014年6月からの新たなデータプランを導入する。このプランは、米国のVerizonやAT&Tなど主要キャリアが、通話とTextといった都度の通信料からデータ中心の収益へ移行し、家族や1人で複数台を利用するユーザーを囲い込むために用意したシェアプランと同じ仕組みだ。

 スマートフォンとタブレット1台あたり2700円で通話はドコモに限らずケータイ、固定電話で無制限にかけられる。データは家族向けには10Gバイト9500円のシェアパック10から。個人向けには、2Gバイト 3500円と5Gバイト5000円のデータパックが用意される。

 個人や夫婦2人で利用する場合は、既存のXiプランの方が割安だったり、データ通信の条件が有利だったりすることもある。そのため全てのユーザーが新しいプランへ移行するわけではないだろう。しかし子どもも含めてスマートフォンを利用するようになった現状では、家族という単位を意識することで、長期利用を促し、ユーザー流出を食い止めることができるのではないか、と期待される。

ドコモ、データ通信の家族割を導入--他社も含む音声通話の定額も(4月10日)

その他

 その他の関連ニュースを、サマリーつきで紹介する。

「MS Office」「iWork」「Google Drive」「OpenOffice」--あなたに最適な生産性スイートは?(4/9)

 MicrosoftがiPad向けにOfficeをリリースしたことで、タブレットを含めたオフィススイートの選択肢が広がってきた。互換性、コスト、クラウドなど、自分のスタイルに適したアプリ・サービスを利用したい。

「Heartbleed」脆弱性、アップルのOSやウェブサイトは安全--米CNETが回答入手(4/11)

 OpenSSLのバグから、世界的なセキュリティ不安を巻き起こしているいわゆる「Heartbleed」問題。Appleは同社の製品やサービスではこの問題の影響を受けないとのコメントを発表している。

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