Imagine Cup日本大会--スポーツ分析アプリで筑波大学チームがグランプリ受賞 - (page 2)

アイデア部門は志の高い高校生向けアプリから恋愛アプリまで

 一方、アイデア部門でグランプリを受賞した小林さんのChallenge for SHSは、志を持った高校生同士でアイデアを発信し、フィードバックや評価を受けるためのアプリだ。応募当時まだ高校生だった小林さんが「女子高校生未来会議」に参加した際、小林さんを含む多くの女子高校生が「やりたいことについて話し合う場がない」と感じていたことから、今回のアイデアを思いついたという。

アイデア部門でグランプリを受賞した小林さん(左)と吉田さん(右)
アイデア部門でグランプリを受賞した小林さん(左)と吉田さん(右)

 同アプリは高校生であれば誰でも利用でき、自分の持つアイデアについて情報交換できる場を提供する。また、こうした高校生をターゲットとする企業に対しては別のページが設けられ、高校生に対する市場調査ができるようなアプリとなる。

 準グランプリの吉田さんが考案したshionpushは、現在遠距離恋愛中の吉田さんとその彼女を利用者として想定した遠距離恋愛支援アプリだ。タブレットを活用し、例えば遠隔地でも同じ体験が共有できる系列チェーン店を同時に利用、一方がタブレットのメニューページをめくるともう一方でも同じページが表示されるといった機能や、お互いの日々の出来事がよりよく把握できるような共有ライフログ機能を提供する。

 審査員を務めたバスキュール プロデューサーの西村真里子氏は、「Challenge for SHSは、高校生のみならず企業にとっても利用価値が高いものになるだろう。一方のshionpushは、タブレットを通じて幸せそうな2人の姿が目に浮かぶようだった」とコメントした。

 アイデア部門の作品は実際のアプリにはなっていないものの、マイクロソフト ディベロップメント 代表取締役社長 兼 日本マイクロソフト 業務執行役員 最高技術責任者の加治佐俊一氏は、「ぜひ今後アプリ化を目指してほしい」と話す。これに対し、小林さんは「もしアプリを作ってくれる人がいれば一緒に作りたい」としており、吉田さんは「開発環境はあるので実現できる範囲でアプリ化を進めたい」と述べた。

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