ヤフーは4月9日、中国のオンライン決済サービス大手の「支付宝(アリペイ)」と連携したことを発表した。6月から「Yahoo!ショッピング」の商品をアリペイの決済手段を使って購入できるようにすることで、中国からの購入を促進する狙い。
アリペイは、中国の大手ECサイト「淘宝網(タオバオ)」を運営するアリババの子会社が提供する決済サービスで、約8億5000万のアカウントの保有しているという。アリババはソフトバンクのグループ会社でもあるため、ヤフーとはグループ間で連携したことになる。
今回の連携では、海外から日本の通販サイトの代理購入をする「Buyee(バイイー)」を仲介する。Buyeeを選んだ理由についてヤフーは、すでにオークションサイト「ヤフオク!」で連携(アリペイは非対応)しており、Buyee経由での月間取引高が「かなりの額」(同社広報)になっていることから、Yahoo!ショッピングでも利用することにしたと説明する。
なお、ヤフーとアリババの連携はこれが初めてではない。2010年6月には中国人向けECモール「淘日本(タオジャパン)」を共同で立ち上げたが、流通額が伸び悩み約2年後の2012年5月にサービスを終了している。
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