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オフショア開発拠点としての「ベトナム」の優位性--エボラブルアジア薛社長に聞く - (page 2)

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今後は「オフショア開発」から「グローバル開発」へ

――オフショア開発の現場で最近起こっている変化はありますか。

 最近では、オフショア開発というものがより普遍的なものになりつつあると感じています。これまでは中小~大企業の規模の顧客が多かったのですが、中には従業員が2人という会社からも発注をいただくケースも出てきました。つまり、資本の大きさに関係なく一般化してきているのです。

 また今後起きる変化としては、ベトナムを起点に、さらに別の国と連携して開発するケースも出てくるでしょう。例えば日本で企画してベトナムで開発したものを、フィリピンやインドなどで多言語対応させ、米国市場で公開することなどです。最終的にはオンとオフが入り交じるため、「オフショア開発」ではなく、「グローバル開発」という概念になっていくと思います。

 こうした需要拡大に応え、さらに弊社が成長していくための戦略として、コアコンピタンスである「人材マネジメント」のスキルレベルを高めていくことに注力しています。案件受託型のオフショア企業のコアコンピタンスは開発力ですが、ラボ型の弊社は違います。常に質の高いチームを顧客に提供することが、弊社が提供する価値だからです。

――人材マネジメントの一環でどのような施策を展開しているのでしょう。

  • 全社キックオフでの社員表彰の様子

 例えば、エンジニアのモチベーションアップ施策として、四半期ごとに全社キックオフを実施しています。クラブを貸し切り、優秀な成績の社員を表彰したり、会社のビジョンや成長戦略を発表したりして士気を高めています。新規採用も精力的に行っています。例えば、国内最大のリクルートサイト「VietnamWorks」のトップページに、世界的な企業に名を連ねる形で求人案件を掲載したり、Facebookページでの広報活動によってエンジニアのコミュニティを形成したりしています。

 さらに、年内にハノイに新しく拠点を設立することを決めました。ホーチミンの1拠点だけでは、採用できるエンジニアの数が限られているからです。現在はエンジニア250人体制ですが、ホーチミン拠点では1月にすでに約200平方メートルの増床を行い、3月末までに300人体制を確立する予定です。そして、2014年内にハノイとホーチミンの両拠点をあわせて1000人体制を目指します。将来的には、ハノイに限らずダナンなど国内の他の人材成長都市にも拡大していきたいと考えています。

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