Katheryn Deprillさんは27年前、生後間もなくペンシルベニア州アレンタウンのBurger Kingに置き去りにされた。彼女は「Burger King Baby」として知られるようになり、先週まで、実母が誰なのかを知ることはなかった。
Associated Press(AP)によると、Deprillさんが立ち上げたFacebook上の大規模なクラウドソーシングキャンペーン後、Deprillさんは実母の気付くところとなり、米国時間3月24日、ついに実母との再会を果たしたという。Deprillさんの投稿は3万回以上シェアされていた。
「彼女は、私がこれまで想像できなかったほどすてき。彼女は優しくて素晴らしい。本当にうれしい」とDeprillさんはAPに対し語った。
Deprillさんは、実母を探すためのFacebookのキャンペーンを3月2日に開始した。彼女は、「Katheryn 'Burger King Baby' Deprill」というタイトルで作成したこのページに、「実の母親を探しています」と書き示した紙を持つ自身の写真を投稿した。
Deprillさんは、「私の実の母親は、アレンタウンのBurger Kingのお手洗いに私を置き去りにしました」と書いて、1986年に彼女に起こったことを説明した。
Deprillさんは、「母親に会ってハグできることを望んでいます」と続けた。「母親が私にしたことに対して、私が怒っていないことを知ってほしい。それでも、聞きたいことがとてもたくさんあるし、実母との付き合いを始めたいと思っています」(Deprillさん)
APによると、Facebookでのキャンペーンのわずか3週間後、Deprillさんの実母は、自身の娘が自分を探していることを知ったという。この女性は、弁護士を通してDeprillさんと会う場を設けた。Deprillさんは再会の場で、実の母親が16歳のときにレイプ被害に遭い、妊娠したことを家族に隠していたこと、そしてBurger Kingに自身の赤ちゃんを置いていこうと決めたことを知った。女性は、記者に対して自身の身元を明かすことを控えた。
APによると、Deprillさんは実母を許し、母親が何年も前に自身を捨てた理由を理解したという。
Deprillさんは「27年間望んでいたハグをした。そしてほっとした」とAPに対し述べた。「ハグをしてもよいかと彼女に尋ねたら、彼女は『もちろん』と言って腕を広げてくれた。その後のことはご存じの通り」(Deprillさん)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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