Spotify、2014年秋のIPOを計画か

Don Reisinger (Special to CNET News) 翻訳校正: 中村智恵子 福岡洋一 (ガリレオ)2014年03月28日 12時53分

 Spotifyが、競合サービスのPandoraに続いて、近く株式公開企業になる可能性があると新たに報じられている。

 Spotifyは銀行と非公式の協議を行っており、2014年秋の新規株式公開(IPO)に向けて動き出す可能性があると、この計画を知る情報筋の話としてQuartzが米国時間3月27日に報じた。IPOの引受金融機関を最終的に決めるための主要行との正式な話し合いは4月にも始まるだろうとQuartzの情報筋は語っている。

 欧州で始まり現在は米国を含む世界中でサービスを展開しているSpotifyは、音楽ストリーミングとサブスクリプションサービスを提供している。Spotifyは非公開企業で、売上高などの詳細を明らかにしていないが、着実に成長していると同社は述べている。

 Quartzによると、Spotifyは最終的に引受機関となりうる大手銀行から2億ドル規模の融資枠を取得するなど、IPOに向けて少しずつ準備を進めているという。

 ウェブ企業は過去数年にわたって急激に上場を果たしてきた。しかし、これまでのところ、どれだけ成功したかは事例によって異なる。いくつかの困難を経てFacebookの株価は現在上昇している。しかし、人気ゲーム「Candy Crush」で最もよく知られているデジタルエンターテインメント企業のKingは、3月26日に株式公開した直後に株価が下落した。

 Quartzの情報筋によると、Spotifyの上場はうまくいく可能性があり、同社収益の大部分が広告ではなくサブスクリプションで成り立っていることがその主な要因であるという。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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