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Wearable Tech Expo

イベント「Wearable Tech Expo」開催--ウェアラブルのコンセプトの発端は日本

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 最新のウェアラブル技術をテーマにしたカンファレンス「Wearable Tech Expo in TOKYO 2014」が3月25日、開幕した。ヘッドマウントやスマートウォッチをはじめ、ヘルスケア、フィットネス、オートモーティブ、ファッションなど、国内外のウェアラブル業界のキープレーヤーが会し、最新技術や動向、展望を2日間にわたって語るイベントだ。

 Wearable Tech Expoは、米国TMC(Technology Marketing Corporation)が設立したカンファレンス。2013年7月に開催されたニューヨークに続き、同年12月にはロサンゼルスでも行われている。日本国内での開催は今回初の試みで、朝日新聞社、博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂が主催する。

佐藤吉雄氏
朝日新聞社 常務取締役 メディアラボ担当 佐藤吉雄氏

 開会に先立ち、主催者を代表して朝日新聞社常務取締役メディアラボ担当・佐藤吉雄氏が挨拶。「“置く”から“持つ”に変わったコンピュータ端末が今や身体の一部になった。この“身に着ける”ウェアラブル端末の次は、身体の一部になるのではないか。まるでSFのような話だが、これが現実に見えてきた。プライバシーなどさまざまな問題を抱えながらも、この流れが人々の暮らしを本当に豊かに変えてくれる可能性に期待している。今回、国内外から先端を走る多くの方々に集まっていただき、最新の事例も多数用意している。趣旨に賛同いただいた方々に対して、ウェアラブルを実際に体感していただける2日間としたい」とイベント開催の目的と意気込みを語った。

 続いて“オープニングトーク”として、朝日新聞社メディアラボ・プロデューサーの竹原大祐氏と博報堂DYメディアパートナー・ビジネスディベロップメントディレクターの上路健介氏も登壇。「メディアビッグバンを感じる」(竹原氏)、「イベントの開催にあたってウェラブル業界で最先端の取り組みをされている方に声を掛け、33人に集まっていただいて実現した。絶対に面白いと自信があるので、楽しんで帰ってください」(上路氏)と、それぞれにイベントへの思いをコメントした。

 また、最後に“Wearable man(ウェアラブルマン)”と称して、全身10個のウェアラブルコンピュータを身にまとった、アスリートソサエティ代表理事の為末大氏が登場。為末氏は、400メートルハードル日本記録保持者の男子元陸上競技選手。現在はスポーツコメンテーターやタレント、指導者として活動している。

 代表理事を務めるアスリートソサエティは、スポーツ選手と社会が関わる機会創出の支援を行っている一般社団法人。イベント2日目に行われる「2020年、ウェラブル時代のメディア~東京五輪でウェラブルはどうなる?~」と題したディスカッションにパネリストの1人として為末氏も参加する予定だ。

 全身10個のウェアラブルデバイスを身に着けた為末氏は「コンピュータを1つ持つと普通は両手がふさがってしまうが、ハンズフリーというのがウェアラブルの一番の特長。将来的には衣服に付いていくのではないか」と語った。

 さらに「6年後に東京でオリンピックとパラリンピックがあるが、それらをウェアラブルにどうやって変えていくかに注目したい。振り返ってみると、『サイボーグ009』やソニーの『ウォークマン』など、ウェアラブルコンピュータのコンセプトの発端は日本から生まれているのではないか。ぜひ日本がウェアラブルの先頭になっていくようなきっかけになってほしい」と“日本発”のウェアラブル技術への期待を込めた。


左から3人目が“ウェアラブルマン”となった為末大氏

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