筆者の複数の情報筋によると、Microsoftは今週、同社クラウドOSのブランド名を「Windows Azure」から「Microsoft Azure」に変更することを発表するという。
ブランド名変更は米国時間3月25日に発表され、サンフランシスコで開催されるMicrosoftのカンファレンスBuild 2014の2日目にあたる4月3日から有効になる予定だと、同社の計画に詳しい匿名の情報筋らは述べている。
Windows Azureが必ずしも「Windows」限定ではないことを考えると、このブランド名変更は理にかなっている。Azureでは、OS上の仮想マシンで「Linux」を実行できる。また、Oracleのデータベースやミドルウェアを実行したり、Java、Ruby、PHP、Pythonなど、Windowsに特化していない開発ツールを使用することもできる。
Windows Azureがまだ「Red Dog」という開発コード名で呼ばれていた2008年以来、Microsoftの意向は、Windows Azureを「Windows Server」のクラウド版と位置付けることだった。このオンプレミスとクラウド製品の二本立ては、Microsoftのプライベート、パブリック、およびハイブリッド型クラウドメッセージングの中核となっている。
2012年にMicrosoftがクラウド課金ポータルの各サービス名から「Azure」の語を削除したときは、一時的に混乱が生じた。Microsoftは当時、Windows Azureのブランド名を廃止する計画はないと述べていた。
しかし最近になってMicrosoftは、Windowsが重要であることに変わりはないが、同社がWindowsだけの企業ではないことを強調している。Microsoftは目下、自らをクロスプラットフォームのソフトウェアおよびサービスプロバイダーと位置付けることに取り組んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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