LinkedInの最高経営責任者(CEO)であるJeff Weiner氏が、2014年のCEO支持率調査で首位に輝いた。
今回の結果は、あらゆる業界における数十万人の従業員から企業評価サイトGlassdoorに寄せられた調査結果に基づくもの。Glassdoorは毎年、米国内の従業員1000人以上の企業を対象としたCEOの支持率を集計し、そのトップ50ランキングを公開している。
Glassdoorによると、2014年はWeiner氏が「100%という完璧な支持率」を獲得したという。2013年に首位だったFacebookのCEO、Mark Zuckerberg氏は、支持率が99%から93%に下がり、全体の9位に順位を落とした。
LinkedInはまた、2013年12月に発表された米国における働きやすい企業トップ100社でも3位に選出されている。
LinkedInのあるアソシエイトウェブ開発者は、Glassdoorの調査に「CEOには文化を広める役割がある。(Weiner氏は)文化を重視している」と回答した。また、LinkedInの別の従業員は、「同僚には開発者、協力者、知人として一流の人材がそろっている。リーダーシップは抜群で、手当も素晴らしい」と記した。
トップ50ランキングのうち、14人はテクノロジ企業から選ばれた。この中には、GoogleのLarry Page氏(10位)、SalesforceのMarc Benioff氏(12位)、AppleのTim Cook氏(17位)、AmazonのJeff Bezos氏(32位)などが含まれており、ランキングに掲載された業界で最も多かったのがテクノロジ業界だった。2013年にランクインしたIT企業のCEO 20人のうち、OracleのLarry Ellison氏、DellのMichael Dell氏ら数名は圏外に落ちた。
2014年は、IT企業の女性CEOもトップ50入りしており、YahooのMarissa Mayer氏は79%の支持率で、なんとか49位につけた。
Yahooの主任開発者はGlassdoorに対し、「Marissa(Mayer氏)はクールで、大きな変化をもたらそうと大胆に踏み込んでいる。彼女は現在、両翼に追い風を受けている状態であり、全社的な士気の高揚にふさわしい存在だ」と回答している。
Glassdoorのランキングは調査に基づいて作成されたものだが、科学的というより自主的な投票に基づいている。これらの数値は、Glassdoorのサイトに自らアクセスして自分の会社や上司を評価する従業員から集計したものだ。Glassdoorによると、CEOの支持率トップ50ランキングは、過去1年間に少なくとも100人以上の従業員から評価を受けたCEOだけを対象としているという。今回Glassdoorが対象としたCEO全員の支持率の平均は、約65~70%となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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