プロフェッショナル向けソーシャルネットワークのLinkedInは、世界中のプロフェッショナル、技能、仕事、企業、大学間のあらゆるつながりをマッピングすることで、グローバル経済を変革することを望んでいる。同社最高経営責任者(CEO)のJeff Weiner氏が米国時間9月9日に語った。
Weiner氏はサンフランシスコで開催されたTechCrunch Disruptカンファレンスでインタビューに応じ、「われわれのより長期的なビジョンは(中略)世界初の経済学的グラフを開発することだ」と述べた。
Weiner氏が言うところのグラフという用語は、Facebookなどのソーシャルアプリ企業によって広まった概念から採用したものだ。こうした企業は、人やモノ同士が互いに結び付く仕組みをより効果的に理解する目的で、人々や興味、嗜好(しこう)における関係をマッピングすることについて語っている。LinkedInの世界では、モノ同士の相互接続性を理解するという概念がプロフェッショナルの世界にも厳密に適用されており、Weiner氏の説明によれば、その目的は経済を向上させることだ。
同氏によると、LinkedInはフルタイムやパートタイムのあらゆる仕事、あらゆる技能、あらゆる企業、あらゆる高等教育機関、そしてあらゆるプロフェッショナルについて、デジタルに表現したいと考えているという。
「その上で、われわれの目標とは、これまでのやり方から離れることであり、こうした各ノードのつながりを可能にして、そこから最高の価値、すなわち資本を生み出せるようにすることだ。これには、インテリジェントな資本、運転資本、人的資本といったあらゆる形態の資本が含まれる。また、そうすることで、われわれはグローバル経済の変革に貢献したいと考えている」(Weiner氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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