Googleは米国時間3月20日、「Gmail」の通信を暗号化しないよう設定できるオプションを削除したと発表した。
これは、GmailでHTTPS接続をデフォルトにした2010年の決定に続くものだ。Googleはこれまで、通信を暗号化しないオプションをユーザーが選択できるようにしていた。同社は2010年当時、暗号化すると「メールが遅れる」ことがあるため、オプトアウトできるオプションが必要だと説明していた。
Googleの広報担当者は今回、米CNETの取材に対し次のように述べている。「パフォーマンスの低下を抑えるためチームが懸命に取り組んできた結果、HTTP接続を認める合理的な理由がなくなった。大多数のユーザーはすでにHTTPS接続を利用しているので、今回の措置が最終段階となる」
Googleによると、Gmailのメッセージは同社のサーバやデータセンターを通る際に内部で暗号化されるという。これはEdward Snowden氏によるリークを受けた措置だとしている。
Googleはさらに、99.978%の稼働率を誇るGmailの安定性についてもアピールした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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