JVCケンウッド・デザインとイトーキは、3月18~23日まで、東京・京橋の「イトーキ東京イノベーションセンター SYNQA(シンカ)」にて、森の声を聴くために開発されたスピーカ「Forest Notes(フォレストノーツ)」のアイデアモデルを展示した「感性の森 2014展」を開催している。学校や企業、デザイナーなどが制作した40点あまりのアイデアモデルが見られる。
Forest Notesは、JVCケンウッドが2013年2月に発表した新提案型ワイヤレスアクティブスピーカ。国産栗材を用い、家具のようなデザインを採用していることが特長で、「Forest Notes YG-FA30HV」と「Forest Notes mini YG-FA2HV」の2モデルをラインアップする。2013年11月にはイトーキとのコラボレーションモデル「Forest Notes for saltus」も発売された。
森や自然な音の再生に最適な音響設定をしており、森のせせらぎや鳥の鳴き声といった「森の声」を配信するライブ配信サービス「Forest Notes専用ウェブサイト」も運営。宮崎県諸塚村、岐阜県飛騨高山、高知県馬路村の3つの森にマイクを設置し、ライブ配信するほか、アーカイブ音源も聴ける。
感性の森は、木材やBluetoothレシーバといったForest Notesのシステムを活用したアイデアモデルを試作、制作し、展示したもの。大学や企業、作家、デザイナーらが参加している。
会場内には、木で作られたスピーカが40点あまり展示され、各スピーカーからは鳥の鳴き声などが流れる。タブレット端末と組み合わせた作品も目立ち、モニタ内には森の映像などが流されていた。
JVCケンウッド・デザインの代表取締役社長である江口祥一郎氏は「色や形を付与するだけのデザインではなく、社会に価値やストーリーを提案できるようなデザインを提供していきたい。感性の森 2014では、自然と共生する新たなスタイル提案を行うとともに、産学交流、企業連携、相互のPRの場を創造していく」と話した。
入場は無料。3月18日は10~17時、19~22日は10~18時、23日は10~14時までオープンしている。なお各日は閉館の1時間前で受付は終了する。
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