Bitcoinの生みの親である「中本哲史」だとNewsweekが報じたナカモトサトシ氏(英名:Dorian Satoshi Nakamoto)は、別人だったのだろうか? 同氏は、この仮想通貨への関与を全面的に否定し続けている。
ナカモト氏は、ReutersのFelix Salmon記者に宛てた声明であらためてNewsweekの報道を否定し、Bitcoinを考案したことも、発明したことも、関与したこともないと主張した。カリフォルニア州テンプルシティに住む64歳のナカモト氏は、記者の接触を受けた息子から2月に電話をもらうまで、この仮想通貨について聞いたこともなかったと述べている。
Newsweekは3月に入って、ナカモト氏がBitcoinを考案したとする記事を掲載した。「ナカモトサトシ」は、この仮想通貨を開発した人物(または複数の人々)を表す仮名とされている。
NewsweekのLeah McGrath Goodman記者は記事の中で、ナカモト氏がBitcoinに関する質問に対し、「私はもう(Bitcoinには)関与しておらず、議論する立場にない。他人の手に引き渡されたのだ。彼らが現在、管理している。私はもう何の関わりもない」と述べた、としている。
Associated Pressの取材に対し、ナカモト氏は即座にこの記事を否定した。だが、この件についてはナカモト氏の弁護士を通じて出された今回の声明が、同氏の初めての公式声明となる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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