「pic resize」は、オンラインで画像の縮小が可能なウェブサービスだ。単純に縦横のサイズを縮小するだけでなく、トリミングや回転、さまざまなエフェクトに対応するほか、変換後のファイルサイズの上限も指定できるなど、多彩な機能が特徴だ。
利用にあたっては、最初に画像のアップロードを行う。ローカルから選ぶだけでなく、URLを入力してウェブ上にある画像も指定できる。アップロードが完了すると編集画面に切り替わるので、さまざまなパラメータを選んだのち変換を実行すると、加工された画像をダウンロードできる画面が表示されるという流れだ。
画像の縮小は25、50、75%のほか、800、1024、1280ピクセルといった定型サイズが用意されている。また手動でピクセル数やパーセンテージを設定することもでき、自由度は高い。あまり利用機会が多くはないだろうが、縦横をそれぞれ異なる倍率で縮小することもできる。
またこれに加えて、トリミング、回転、鏡像といった加工機能も用意されているほか、グレースケールやセピアなど17種類のエフェクトも用意されており、元の写真の色調や雰囲気を自由に変更できる。これらエフェクトはリアルタイムのプレビューには対応しないが、各エフェクトをマウスオーバーするとサンプル画像がポップアップするので、具体的にどのように加工されるのかが把握しやすい。
保存はJPG以外にPNGやBMP、GIFに対応しており、JPGは圧縮率を3段階で変更できるほか、ファイルサイズの上限を指定するオプションも用意されている。メール添付やブログ掲載でファイルサイズに容量制限があったり、あるいはホームページへの掲載で少しでも軽量化したい場合、目安となる値を入力するだけで圧縮率を自動的に逆算してくれるのはありがたい。
変換完了後の画面では、縮小後の縦横のピクセル数が表示されるとともに、ファイルサイズがどれだけ減少したかも表示されるので、きちんと意図が反映されたかどうかもわかりやすい。画像はローカルに保存するだけではなくFacebookやTwitterへのアップロードにも対応するなど、至れり尽くせりだ。画像は20分間保存され、その後は自動的に削除される仕組みになっている。戻って再編集を行うのも容易だ。
ざっと見た限りでは、現状不足している機能といえば、Exif情報を削除する機能くらいだろうか。多機能でありながら操作フローも分かりやすく、説明にはプレビューやアイコンが多用されているので、英語が苦手な人でも扱いやすい。万人におすすめできるサービスといえそうだ。
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