「Shrink Pictures」は、写真などの画像サイズをオンラインで縮小できるサービスだ。定型サイズのほか幅1000ピクセルまでの横幅縮小が行えるほか、グレースケールやセピアといったエフェクトも設定でき、エフェクトを適用した画像についてはExif情報も除去できる。
使い方は簡単で、まずローカルにある画像を選び、次いでサイズを選択。プリセットされているのは、幅760、600、350、100ピクセルと、オリジナルの75、50、25%という3つのパーセンテージだ。プリセットされたサイズはやや小さめの印象で、幅800ピクセルといった伝統的なサイズも含まれていないが、上限1000ピクセルという制限付きながらカスタムサイズも指定できるので、必要に応じてそちらを使うとよい。
フォーマットについては、JPGのほか、PNG、GIFに対応。JPGについては圧縮率を3段階から選ぶこともできる。このほかセピア、グレースケールのエフェクトも用意されており、好みに応じて適用できる。以上のパラメータの選択を終えたのち「Resize」をクリックすれば、変換が実行されるという流れだ。
変換が完了するとその画像がページ上に直接表示されるので、「Download this picture Now」をクリックするか、直接画像を右クリックして「保存」を選択する。画像の上には、縦横のピクセルサイズとファイル容量がどのように変化したかが記載されるので、意図通りに変換が行われたかどうかもすぐ確認できる。リサイズ後もオリジナルと同じファイル更新日になるのも利点だ。
また、先の画面でフィルタの利用にチェックを入れていると、上記の画像とは別に、同じページの下部にフィルタを適用した画像が表示されるので、必要に応じてそちらからダウンロードするとよい。いずれも保存時間は2時間で、それを超えると自動的に削除される。また「Remove it now」をクリックすると手動でのキャッシュ削除も行えるので、自動削除が不安な人は利用するとよい。
本サービスの目玉の一つは、写真に埋め込まれたExif情報が確認でき、かつ除去が行えることだ。ただし除去が行えるのは前述のセピアやグレースケールといったフィルタを適用した画像のみで、できれば通常の画像にも適用できるメニューがほしいところだ。シンプルで使いやすいサービスだが、ネックとなるのは、画像回転やトリミングといった編集機能を持たないこと。同種サービスではこれらの機能が備わっていることが多く、使い方によっては不満を感じることもあるだろう。読み込める画像がローカルだけで、オンラインから直接読み込む機能も用意されていない。
また画像をダウンロードする際、もとのファイル名とは関係ないランダムな名前が付けられるので、元画像との関連性が分かりにくいのもマイナスだ。とはいえ全体的な使い勝手は悪くなく、普段使いに適したサービスとして活用したいところだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」