[ウェブサービスレビュー]ウェブ上の画像をDropboxなどに直接保存できる「Save Web Files」

Digital Inspiration
内容:「Save Web Files」は、ウェブサイトに掲載されている画像を、ローカルを経由せずにDropboxやGoogle Driveといったオンラインストレージに直接保存できるサービスだ。ローカルにデータを保存できない環境であっても、画像のURLさえ分かれば、自分が契約しているオンラインストレージへの保存を可能にしてくれる。
  • 「Save Web Files」トップページ。JavaScriptが動作するブラウザであればどこからでもアクセスが可能

 「Save Web Files」は、ウェブサイトに掲載されている画像を、ローカルを経由せずにDropboxやGoogle Driveといったオンラインストレージに直接保存できるサービスだ。ローカルにデータを保存できない環境であっても、画像のURLさえ分かれば、自分が契約しているオンラインストレージへの保存を可能にしてくれる。

 使い方は簡単で、トップページのフォームに画像のURLを入力し、続いて保存先のオンラインストレージを選ぶだけ。あとは各オンラインストレージのどの階層に保存するかを指定して実行すれば、ローカルを経由することなく、画像がオンラインストレージに保存される。

 サポートされるオンラインストレージは、Dropbox、Google Drive、SkyDrive、Boxの4種類で、海外のメインどころをほぼ網羅している格好だ。保存にかかる時間はそれぞれのサービスにも依存するが、やや待たされる場合が多く、連続してサクサクと保存するのは難しい。非常時には役に立つが、常用するには厳しいというのが率直な印象だ。

  • 画像のURLを入力したのち、保存先のオンラインストレージのアイコンをクリックする

  • 今回はDropboxを選択。「Connect to Dropbox」をクリック

  • 接続が開始された。ウェブサービスのFilepickerを利用して接続する

 また外部サービス、例えばDropboxを認証する際、保存先のすべてのファイルの読み取り権限を求めてくるため、同種の画像しか保存していないのであればいざ知らず、ほかの重要なファイルもそのオンラインストレージに保存しているようだと、やや抵抗がある。できれば本サービス専用にいずれかのオンラインストレージのアカウントを取得し、そこを画像保存用の専用ストレージとして用いたほうが安全だと感じた。

 もっとも速度を含むインターフェース面と、パーミッションさえ適切に設定できれば、非常に可能性のあるサービスであることは間違いない。スマホでは、撮った写真をすぐさまアップロードできる仕組みを持ったオンラインストレージアプリも多い。本サービスがあればこれらと組み合わせてオンラインストレージ上での画像の一括管理ができるので、利便性はきわめて高い。マルチプラットフォームが進む昨今、いっそうの進化が望まれるサービスだ。

  • Dropbox上で、すべてのファイルやフォルダへのアクセスがリクエストされるので「許可」をクリック。パーミッションが気になる人は、専用のアカウントを用意したほうがよさそうだ

  • 保存先のディレクトリを指定して「Save As」をクリックする。ファイル名は手動で入力する必要がある

  • DropboxのWeb画面から、保存されたファイルを見たところ。指定のディレクトリに問題なく保存されていることが分かる

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