「Save Web Files」は、ウェブサイトに掲載されている画像を、ローカルを経由せずにDropboxやGoogle Driveといったオンラインストレージに直接保存できるサービスだ。ローカルにデータを保存できない環境であっても、画像のURLさえ分かれば、自分が契約しているオンラインストレージへの保存を可能にしてくれる。
使い方は簡単で、トップページのフォームに画像のURLを入力し、続いて保存先のオンラインストレージを選ぶだけ。あとは各オンラインストレージのどの階層に保存するかを指定して実行すれば、ローカルを経由することなく、画像がオンラインストレージに保存される。
サポートされるオンラインストレージは、Dropbox、Google Drive、SkyDrive、Boxの4種類で、海外のメインどころをほぼ網羅している格好だ。保存にかかる時間はそれぞれのサービスにも依存するが、やや待たされる場合が多く、連続してサクサクと保存するのは難しい。非常時には役に立つが、常用するには厳しいというのが率直な印象だ。
また外部サービス、例えばDropboxを認証する際、保存先のすべてのファイルの読み取り権限を求めてくるため、同種の画像しか保存していないのであればいざ知らず、ほかの重要なファイルもそのオンラインストレージに保存しているようだと、やや抵抗がある。できれば本サービス専用にいずれかのオンラインストレージのアカウントを取得し、そこを画像保存用の専用ストレージとして用いたほうが安全だと感じた。
もっとも速度を含むインターフェース面と、パーミッションさえ適切に設定できれば、非常に可能性のあるサービスであることは間違いない。スマホでは、撮った写真をすぐさまアップロードできる仕組みを持ったオンラインストレージアプリも多い。本サービスがあればこれらと組み合わせてオンラインストレージ上での画像の一括管理ができるので、利便性はきわめて高い。マルチプラットフォームが進む昨今、いっそうの進化が望まれるサービスだ。
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