Appleが「iOS 8」に搭載される「Maps」アプリの大規模改良を計画しているという新しい報道が米国時間3月11日に浮上した。
Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏をはじめ、シニアバイスプレジデントのEddy Cue氏やCraig Federighi氏を含む最高幹部らは現在、iOS 8用のMapsに取り組んでいるという。9to5Macが、Appleの計画を知っているとする情報筋らの話として報じた。幹部らは2014年の改良点として、インターフェースよりも同アプリケーションの正確性と信頼性の向上に主眼を置いていると同記事には記されている。
また、Appleは、同アプリに公共交通機関の乗り換え案内機能を追加し、バス、電車、地下鉄を利用しての道順を調べられるようにしている。公共交通機関の乗り換え案内情報はまず、大都市のみで提供開始されるが、他の都市にも順次拡大される予定だと同記事は報じている。
AppleのMapsは大きな議論の的となってきた。同アプリケーションは「iOS 6」において、「Google Maps」に代わって導入された。しかしその直後に、Google Mapsで得られた多くの機能と信頼性が欠けているとして、同アプリの機能性に対するユーザーらの不満が噴出した。Appleは直ちに謝罪し、改善すると述べたが、同社のアプリは未だにGoogleのサービスに後れをとっている。今回の記事によると、Appleは2014年、飛躍的な改良によってGoogleのレベルに近づけたいと考えているという。
同記事にはさらに、AppleのiOS 8に搭載されるMapsでは、興味深い場所(Point Of Interest:POI)の記載がより多くなり、特定の場所が検索しやすくなる見込みだとも記されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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