Instagramは、広告の配信を正式に開始してからわずか5カ月ほどで、5000社以上の顧客を抱える一流の広告およびマーケティング代理店Omnicom Groupの支持を取り付けた。
Instagramの広報担当者は米国時間3月7日、米CNETの取材に対し、Omnicomと1年間の契約を締結したことを明らかにした。このパートナーシップはInstagramにとって初めての代理店契約であり、毎月1億5000万人以上に利用されているこのスマートフォン向け写真および動画アプリを、収益性の高いビジネスに転換することを目指すInstagramの本気度を示すものだ。
Instagramが制作上のガイドラインを規定するこの契約については、AdAgeが最初に報じた。AdAgeの記事によると、Omincomは顧客のInstagram広告に最大1億ドルを支払う用意があるという。Instagramの広報担当者にコメントを求めたが、料金については明言を控えた。
広告なしで3年間やってきたInstagramは、2013年11月に広告配信を開始し、米国のオーディエンスを対象にMichael Korsのスポンサー付き写真を配信した。同社は12月、Levi'sやBen & Jerry'sなど早期試験運用ブランドのスポンサー付き写真が、わずか1週間ほどで700万人以上に配信されたと述べた。Instagramは常に、メンバーが実際に楽しめる雑誌クオリティーの広告を提供することを目指していると述べている。
Instagramで市場オペレーション担当ディレクターを務めるJim Squires氏は、Omnicomとの代理店契約がInstagramの広告戦略に影響を及ぼすことはないとして、「人々は今後も、Instagramですでに強力なプレゼンスを持つ特定のブランドが提供する、限られた数の美しい高品質の写真や動画を目にすることになる」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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