非常事態が起きたとき、都市から脱出できる最も良い逃げ道を知りたいと思ったことはあるだろうか。世界で最も危機に瀕しているサンゴ礁の場所は?それとも、ルイス・クラーク探検隊が1814年にたどった正確なルートについてはどうだろうか。
Googleは米国時間2月27日、「Google Maps Gallery」という機能を公開し、こうした地図がすべてこれまでよりずっと簡単に見つけられるようにした。このギャラリーには、National Geographic、世界銀行グループ、米地質調査所(USGS)など、さまざまな企業、政府機関、非営利団体から提供されたインタラクティブなデジタルマップが満載だ。
これらの地図で扱われるトピックは、建設プロジェクト、古戦場、世界のインターネットユーザー分布、米下院選挙区、気候変動データ、公立学校の格付けなど、ありとあらゆる範囲に及ぶ。これらの地図の多くが、ウェブ上に公開される以前は一般にほとんど公開されていなかったものだ。
National Geographic Mapsのデジタル開発担当ディレクターを務めるFrank Biasi氏は、同協会の地図の大半が紙でしか見ることができなかったものだと指摘する。しかし今回、同協会がGoogleのGalleryに参加したことで、そうした地図をすべての人々が利用できるようになった。
Maps Galleryは、2013年に公開されたパブリックデータプログラム「Google Maps Engine」の拡張機能だ。Maps Engineでは、複数のグループがそれぞれの地図をオンラインで共有したり、公開したりすることができる。
ユーザーはGalleryで地図を探すことができるほか、これらの地図を「Google Earth」や検索機能で探すことも可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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