博士タローは2月28日、東日本大震災の被害規模を地図上に棒グラフで表現した「東日本大震災 統計マップ」を公開した。
東日本大震災 統計マップは、Googleが提供する「Google Maps」を利用し、被害発生地域の震源地からの距離、被害発生地域の局在性が分かるよう、地図上に棒グラフで被害規模を表現したもの。
全国の震度(2874地点)、津波の高さ(157地点)、東北地方太平洋沿岸の死亡者数(約100地域)、行方不明者数(約50地域)、東北地方太平洋沿岸を中心とする地域の重軽傷者数(約180地域)、浸水被害(約70地域)、住家被害(約180地域)など、被害規模の実数を把握できるほか、地域単位で被害規模を比較できる。
被害データは、総務省統計局および気象庁の発表数値を使用。今後も、さらに詳細な被害数値の公開にともない、サイト内被害データをアップデートするという。
博士タローでは、今回のマップ制作を機に、地域防災に役立つ「避難施設マップ」の制作を開始した。制作例として、同社の所在地である神奈川県小田原市の避難施設マップを公開。災害時避難施設(広域避難施設、広域避難所二次施設、津波一時避難施設)の所在と海抜、任意地点からの最寄り避難施設までの距離とルートを表示できる。今後も各地域の要望に応じて避難施設マップを制作するとしている。
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